恵庭市ナツメ堂鍼灸院がイチオシする「季節の変わり目の肌トラブル対策」
日々秋が深まり、もうすぐ恵庭でも初雪の便りが聞こえてきそうな季節になりましたね。
最近、美容鍼に通ってきてくださるお客様から「いつもと変わらないスキンケアをしているのにお肌の調子が良くない、吹き出物やニキビが増えたのはどうして?」と言う問い合わせを良くお聞きします。
肌トラブルがあると毎日鏡に映る自分をみて、げんなりしてしまいますよね。
私も朝晩に鏡を見て「あれ?こんなところに吹き出物が」と思う事があります。
他人から見てあまり気にならない吹き出物も、自分にとってはテンションが下がってしまう出来事ですよね。
今回はなぜこの季節にお肌のトラブルが起きやすいのか、お伝えしていきたいと思います。
<季節の変わり目のお肌のトラブルの原因>
原因① 朝晩の寒暖差による乾燥
秋は朝晩の寒暖差が大きくなり空気が乾燥します。
乾燥すると肌のバリア機能が低下するため、皮膚の表面のダメージを受けやすくなります。
それにより皮膚の表面にある毛穴がつまりやすい状態になり、ニキビや吹き出物がでやすくなったり、肌荒れがおこったりします。
また、皮膚の新陳代謝が落ち、毛細血管の血流が減り肌が乾燥して痒みの症状がでたりもします。
原因② 燥邪(乾燥)による肺へのダメージ
東洋医学では、肺はとても燥邪(乾燥)に弱い臓器と考えています。
肺は全身に気(栄養)や津液(水分)を全身に巡らせたり、不要なものを体外へ排出する重要な役割を担っています。
また外邪の侵入を防御して、皮膚や産毛に潤いやハリ、ツヤを与え発汗の調整なども行っています。
朝晩の寒暖の差による燥邪(乾燥)で肺が弱ってしまうと、全身に気(栄養)や津液(水分)を全身に十分に行き渡らせる事が出来ず、お肌の乾燥や肌荒れがおこったりします。
<肌トラブルへの対策>
季節の変わり目の肌トラブルの対策として、大きく3つ、今回はご紹介します。
① 美容鍼でコラーゲン、エラスチンをアップさせる
皆さん、良くCMでお肌の構造はこんな感じです、というフリップを見かけた事があると思います。
皮膚は表面から、表皮層、真皮層、皮下組織の3層構造になっています。
美容鍼は、表皮だけではなく真皮層まで鍼をしていき、小さな刺し傷(マイクロトラウマ)をお肌に作っていきます。
傷づいた細胞はその刺し傷(マイクロトラウマ)を修復しようとして、コラーゲンやエラスチンを自ら作り出し、乾燥によって低下したバリア機能を改善し、肌にハリと潤いを与えプルプルのお肌へ導いてくれます。
② 23時前の就寝が大事
東洋医学でいう「肺」を丈夫にするためには、23時前の就寝がキーポイントになります。
東洋医学では23時から3時までを「肝胆の時間」と呼んでいて、この時間帯に就寝していることがとても大切です。
何故かと言うと、この時間帯に全身の汚れた血液を肝へ運びそこで綺麗な血液に浄化し3時頃に肝から肺へ運ばれ、そして肺から全身へ行き渡らせます。
23時までに就寝するとこの浄化作用がきちんと働き、肺が丈夫になり、浄化された血液が全身に巡らされる為、お肌の乾燥やトラブルを防ぐ事が出来ます。
寝不足の時の顔って顔色が悪くありませんか?
それは、この血液の浄化作用が上手く働かなかったのが原因になります。
③ 保湿を心掛ける
乾燥の季節は特に保湿に気を付けて化粧水や乳液、クリーム等保湿に力を入れた種類の商品を選んでください。
また肺を丈夫にする食材として、白い食材がおススメです。
大根、カブ、蓮根、山芋、梨、ゆり根、白ごま、豆腐等です。
さらに38度ぐらいのぬるめのお湯に20分から30分ゆったりと半身浴をする事によって睡眠の質を高める事も重要です。
皆さん、いかがでしたか?
ぜひ今回ご紹介した一つでも皆さんの生活に取り入れて、この時期の肌トラブルを回避して、快適な毎日を過ごしてみて下さいね!
角田 奈美
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