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東洋医学的肌タイプから分かるお肌のセルフケアお伝えします!冬編

冬の寒さが厳しくなるにつれて、乾燥によるニキビ、肌荒れ、かゆみ等でお悩みになっている方がナツメ堂でもまた多くなってきました。 

今回は皆さんの肌タイプを東洋医学的に診断しながら、そのタイプに合った生活や食養生についてアドバイスしていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださね。

① なぜ肌あれが起こるの?

東洋医学では、人の体は「気・血・水」の3つで構成されていると考えており、この3つのバランスが崩れると体に様々なトラブルがでやすくなると考えられています。

例えば、口の周りのトラブルは胃腸の機能低下(食べ過ぎ、胃もたれ)あごやフェイスラインのトラブルは腎の機能低下(婦人科系の不調、体の疲れ、足のむくみ)からきています。

②気・血・津液(水)とは

次に気・血・津液って耳にする事はあるけど、詳しくはわからないって方も多いのではないでしょうか?

ここでは、簡単に気・血・津液について説明していきます。

1)気とは
気とは、身体のエネルギー、抵抗力、免疫力、新陳代謝力、肌のターンオーバー、つや、弾力、張りの源であり人間の体のを動かす根源となるエネルギーで、血液や水、臓器を動かし、自律神経や内分泌系を司る働きをもちます。

2)血とは
身体の働きを営む栄養物質。

肌の血色、つや、なめらかさ、潤いのもと。

全身に酸素や栄養を運んだり、ホルモンバランスを調整してくれたりします。

3)津液(水)とは
体内に存在する栄養分を含んだ水液。

肌の潤い、つや、なめらかさ、ハリを維持。

鼻水や尿、リンパ液などの身体のあらゆる水分を指し、免疫力に大きな関わりがあります。

③肌タイプチェック
まずはご自身の肌タイプを知ることが大切になります。

それでは、早速チェックしてみてください。

【気虚タイプ】パワー不足 元気がない

□疲れやすい、風邪をひきやすい
□冷え性、冷房が苦手
□低血圧傾向
□舌の色が淡い、舌苔がうっすら白い
□舌に歯のあとがある

〈お肌の悩み〉
・弾力がなくなりたるむ
・乾燥肌と敏感肌
・くすみが出やすい、目の下が浮腫む

〈食養生アドバイス〉
魚類、肉類、キノコ類、豆腐、山芋なども芋類、白い食材、りんご、バナナ、烏龍茶などを日々の食事に取り入れる

【気滞タイプ】ストレスが溜まって、気の巡りが滞っている
□月経前にPMS(月経困難症)がある
□イライラ、落ち込みなどの情緒不安定気味
□ガスやゲップが多い
□便の異常
□舌の横端が赤い

〈お肌の悩み〉
・しみ、赤ら顔、上半身にトラブルが多い
・かゆみは情緒に左右されやすい
・混合肌、乾燥肌

〈食養生アドバイス〉
セロリ、柑橘類などの香味野菜、ジャスミン茶、レバー、しじみ、梅干し

【血虚タイプ】血が不足している
□髪が細くて抜けやすい
□爪が薄く割れやすい
□立ちくらみ、めまいがする
□睡眠が浅い、多夢
□月経が遅れ気味で量が少ない

〈お肌の悩み〉
・血色が悪い
・シワが出来やすい
・乾燥肌

〈食養生アドバイス〉
レバー、肉類、牡蠣などのミネラル豊富な食材、にんじん、ナツメ、ひじきなど赤色と黒色の食材を多めにとる

【瘀血タイプ】血が滞り、巡りがよくない
□頭痛、肩こり、月経痛、膝関節痛など痛みがある
□あざが出来やすい
□子宮や卵巣のトラブルがおきやすい
□唇や舌が暗褐色

〈お肌の悩み〉
・シミやそばかす、くすみが出来やすい
・色素沈着がとれにくい
・肌はザラザラ、ゴワゴワ
・混合肌

〈食養生アドバイス〉
玉ねぎ、にら等香味味のある食材、イワシ、さばなどの青魚、プーアール茶、バラ茶

【陰虚タイプ】身体を潤す液体が不足している
□腕やスネに白い粉がふく
□唇、目、口の中が乾燥する
□髪が乾燥し、艶が不足してバサバサしている
□のぼせ、ほてり、寝汗をよくかく

〈お肌の悩み〉
・シワが出来やすい
・肌が乾燥して痒みがおきやすい
・バリア機能が低下
・敏感肌

〈食養生アドバイス〉
蓮根、百合根、梨、白キクラゲなどの身体を潤す白い食材、トマト、メロン、豚肉

【痰質タイプ】水液が停滞している
□髪の毛がベタつく
□まぶた、足が浮腫みやすい
□頭や身体が重だるい
□軟便気味、便がスッキリしない
□舌が大きく、舌苔が白色もしくが黄色で厚い

〈お肌の悩み〉
・たるみや毛穴が目立つ
・浮腫みやすい
・皮膚に湿疹などトラブルがでやすい
・オイリー肌

 

〈食養生アドバイス〉
昆布、わかめなども海藻類やはと麦茶、ごぼう、こんにゃく

皆さん、ご自身の肌タイプはお分かりになりましたか?

例えばおにぎりを買うときに昆布と梅干しで迷った時に、私の肌タイプなら昆布のほうが良いわ、そんな日常の小さな事からで構いませんので無理なく生活の中で取り入れみてください。

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角田 奈美

ナツメ堂鍼灸院初の女性鍼灸師として、美容鍼やアロママッサージを担当。 皆さんのお悩みに寄り添った丁寧なカウンセリングとやわらかな雰囲気、女性ならではの感性を生かした施術で多くのファンの心を掴んでいます。 (財)日本美容鍼灸マッサージ協会認定美容鍼灸師

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