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【食べ過ぎ対策とダイエットサポート!】お灸で使えるツボとは?

びっくりするような北海道の夏も終わり、やっと過ごしやすい季節になってきました。

この時期になると、例年様々な秋祭りやフェスタなどが毎週のように開催。

夏の食欲不振もだいぶ回復し、つい足を伸ばしたくなりますが、この時期の過ごし方は冬に向けて意外と大切です。

暑い夏にたっぷり冷たい飲食物を食べ、脾(東洋医学で考える胃腸)が弱っている状態で、秋に入って一気に食べる量が増えると、、、

そうです!

冬を待たずに体重計に乗るのがこわい、お腹周りがきついという状態(いわゆる肥満)になってしまします。

ちなみに、一般的には肥満とは正常値よりも体重が重かったり、体脂肪が過剰に蓄積した状態を言い、病気(疾患)ではありません。

一方、肥満症とはこの体重増加に伴って健康状態に影響出て、特に内臓脂肪が過剰に蓄積している状態を指します。

この状態に入ると、病院での治療が必要となります。

統計を見ても、肥満症の人は標準体重の人と比較しても、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心臓病、痛風、肝臓病、胆石、骨や関節など様々な生活習慣病に罹りやすいと言われています。

今回のブログでは、日頃ナツメ堂で身体のサイズが気になる方に対してアドバイスしていることお伝えします!

 

現代医学で考える肥満の原因と治療とは

・原発性肥満

これは日常の食生活や生活習慣といったライフスタイルに大きく関係し、肥満と言われる人の約95%を占めています。

・二次性肥

親族からの遺伝性の疾患や内分泌異常、ホルモン剤服用など副作用によって引き起こされる肥満を指します。

これらの治療方法としては、原発性の場合は医師の指導のもと食事療法を中心としながら運動療法を一緒に行い、二次性の場合は原因となる疾患の治療が先決で、寛解するにつれ体重も安定してきます。

 

東洋医学的に考える肥満とは

肥満については中国最古の医学書「黄帝内経」では、痰や湿といった老廃物が多く滞留し、それらが肥満の原因となっていると伝えています。

この痰湿の発生は冷えやむくみ、女性特有の悩みでよく見られる症状で、五臓では脾と腎と密接な関係があります。

脾は飲食物の消化、吸収、代謝および栄養物質の生成をするところで、ここでは脂っこく味の濃いものを過食したり、胃腸虚弱で代謝がうまくできなくなり痰湿を生み出します。

腎は成長、発育、老化、生殖、水分代謝を司り、人体を構成する生命のエネルギーを貯蔵することで、腎の働きが悪くなると水分の排出がうまくいかず、やはり痰湿を生み出します。

このように脾と腎の機能低下により、ドロドロした残りカス状態のものが多く体内に残り、肥満状態をつくると考えます。

 

東洋医学的な体質別の治療法

1、胃熱体質

いわゆる、脂っこいものや味濃いもの、甘くて冷たいもの摂りすぎ、暴飲暴食、アルコールの摂取で起こる消化機能低下のことです。

この状態が発生すると胃に滞留している老廃物が熱を持ち、熱がこもることで空腹感を感じず、食欲が衰えず食べすぎる傾向にあります。

口の渇き、過食、便秘、多汗のぼせ、口内炎などの症状を伴います。

効果的なツボは「陰陵泉」になります。

2、痰湿体質

これは胃熱状態がさらに常習化し、身体に粘り気のある老廃物が溜まり滞りが生じている状態のことを指します。

胃腸の働きが衰えて水分代謝が滞ってしまい、むくみや太りやすくなります。

身体がだるい、痰が出る、食欲不振、胃がつかえる、下痢症状が見られます。

効果的なツボは「曲池」です。

3、気虚体質

日々のストレスや過労によりエネルギーが不足しているため血を巡らせることができず、滞りが生じた状態です。

熱も作れず冷えやすくなることで基礎代謝が低く、カロリーを消耗しにくい、老廃物を代謝することができない。

めまい、倦怠感、易疲れ、むくみ、腹部の張りが見られます。

効果的なツボは「足三里」です。

 

食べ過ぎ対策とダイエットサポート

これまでお伝えしたことはどちらかといえば、ツボなど東洋医学的な話です。

これら以外によくアドバイスするのが、プチ断食です。

絶対おすすめです。

プチ断食の中でもよく伝えているのが、朝食抜きです。

ここで想像してほしいのですが、もし皆さんのお子さんが風邪を引いた時、ママとして皆さんがとるファーストステップはなんでしょう?

薬を飲ませる、病院に連れて行く、などの前に行うことです。

、、、まずは言うことは「お布団に入って休みなさい。」ではないでしょうか。

「東洋医学的に考える肥満とは」で話した通り、肥満状態のの時は脾と腎は疲れてクタクタ。

そんな脾と腎を休ませるために、一番最初に行うことは「食べない、休ませる」ことです。

もちろん三食食べないとは言いませんが、いかに脾と腎の負担を和らげるかと考えると、一食を抜く。

三食の中で抜きやすいのが朝食ということになります。

もちろん常識的に考えて、食事療法をされている方は対象外ですし、また絶対に何も口に入れないでという話ではなく水分やたまのフルーツはOKです。

これにプラスして耳ツボ治療、最近人気が高い筋膜リリース・メディセルでの部分トリートメント、よもぎ蒸し、そしてその方の体質に合った鍼灸治療、代謝燃焼を促す運動をしていきます。

これらの治療の結果、体重軽減、ダイエットという目的が達成されるという流れになります。

ちなみに、このツボに鍼や灸をしたらすぐに体重が減るということは、僕が知る限りはないと思います笑

ぜひご自身のやり方に限界を感じている方はご相談くださいね。

投稿者プロフィール

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ナツメ堂久保
恵庭市で鍼灸を通して美と元気を提供する美容専門 ナツメ堂鍼灸院を経営。ハリウッドスタイル上田式美容鍼®︎を取り入れてから、女性起業家や美と健康を追及していく女性を中心に地元を越え札幌からもお客様が来院。最近はコミュニティに力を入れ近隣の起業家たちを巻き込んだイベントを開催しています。
 (財)日本美容鍼灸マッサージ協会認定美容鍼灸師

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