【春を迎えて増えてきた症状】東洋医学からのアプローチをご紹介!
先日娘と卒業旅行で東京に行ってきましたが、思った以上に寒くてびっくりしました。
東京では美味しい物をたくさん食べいつも以上に歩いたので、危うく旅先で体調崩すところでしたが常備していたお灸と漢方薬で回復。
とっても楽しい旅となりました。
この経験は、お灸がどこでも利用できる利便性と効果を再認識する良い機会となりました。
4月に入り、雪も融け恵庭にも春が訪れました。
しかし、春一番の風が吹くなど、着るものに困る時期でもありますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
5月までのこの時期は引っ越しや異動、卒業入学など身の周りの変化が起こります
「またあの辛い症状が出たり、大きな病気になってしまったらどうしよう?」という不安を抱えて来院される方が増えています。
そこで今回は、東洋医学の視点から健康を考え、ナツメ堂が提供する健康観とウェルネスの共通点について探求します。
ちょっと難しいところがありますが最後までお付き合いくださいね!
東洋医学には扶正祛邪(ふせいきょじゃ)と言う考えがあります。
病気の発生もしくは進行する原因は、正気と邪気の戦いであるという考えです、、、いきなり難しいですね笑
ここで言う『正気(せいき)』とは東洋医学では自然治癒力のことを指します。
皆さんも軽度の疲労やちょっとした寒気や風邪っぽい症状、軽い傷であれば、放っておいても自然に治るように、人には本来自然治癒力というものが備わっています。
『扶正』とは弱ってしまったこの正気をフォローし病気に対する治癒力を高めるという意味です。
ちなみに正気が弱る原因は、過労、加齢、慢性病、そしてストレスです。
春は環境の変化よって大きなストレスがかかり特に正気が弱ると考えます。
正気を助けるには難しいことはありません。
お分かりのようにバランスのよい食事、適度な運動、睡眠など適度に体を休めること、もちろん鍼灸・気功・太極拳など治療するものや鍛えるものはバッチリです。
続いて『祛邪』ですが、これは『病邪』を取り去るという意味があります。
日本は四季がはっきりしている土地柄、季節の変化(寒冷、猛暑、乾燥)は『邪』となり私たちに襲いかかってきます。
季節の変化によって、体を巡る『気、血、水』が滞ると『気滞』『瘀血』『痰湿』という物質に変化し病気を引き起こす原因となります。
近年北海道は本州並みの暑さがあり原因は増える一方です、ほんと困りますね。
ちなみに東洋医学でいう七情(喜・怒・思・悲・憂・驚・恐)も乱れ、感情的なったり塞ぎ込んだり感情の変化が起こりやすくなります。
五月病などはまさにこの時期特有の感情の変化です。
これらの『病邪』は『正気』にダメージを与えて、弱やせたり回復を遅らせる原因となるため『祛邪』して取り除くことが重要になります。
ちなみに私たちが日常で行なっている入浴や排便は、体の中の余分な汗や老廃物を排出する『祛邪』の代表的な物です。
東京は暖かいと思って薄着していた僕は強い風にあたり体もすっかり冷えてしまいました。
ホテルではお灸で体を温め、気の巡りをよくする漢方薬を飲んで早めに休みました。
扶正祛邪とはシンプルに言うと、その人が元から持っている体質を向上させたり、老廃物など不必要なものは排出することにより、自然治癒力を身につけると言うことです。
久々のブログでちょっと張り切っててしまい、難しい内容となり失礼しました笑
ナツメ堂が考える健康はこの考えを基本として鍼灸治療を行っています。
「毎回治療方法が違うのですね、他と違って不思議です。」
昨年から半年通われているお客様からこう言われました。
皆さん一人ひとりのその時に体調に合わせて行うため、同じ症状でも当然毎回違う治療になります。
春に入って心身の不調が全然よくならないという方は、ぜひお声かけくださいね。
投稿者プロフィール
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恵庭市で鍼灸を通して美と元気を提供する美容専門 ナツメ堂鍼灸院を経営。ハリウッドスタイル上田式美容鍼®︎を取り入れてから、女性起業家や美と健康を追及していく女性を中心に地元を越え札幌からもお客様が来院。最近はコミュニティに力を入れ近隣の起業家たちを巻き込んだイベントを開催しています。
(財)日本美容鍼灸マッサージ協会認定美容鍼灸師
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