【バランス保てていますか?】自律神経を整える鍼灸治療と効果的なツボを紹介!
自律神経のバランスが崩れて生活にまで支障がでてしまう自律神経失調症
6月に入ってもなかなか天候が安定しない北海道の初夏ですが、それに伴って自律神経の乱れを感じている方が多いですね。
毎日のようにお客様の悩みでよく聞く症状が「とにかく上半身が熱っぽく身体がだるい」「フラッとするめまいや立ちくらみがよく起こる」「喉がつまる様な気持ち悪い違和感がある」など。
皆さんドラッグストアにて薬を買ったり病院にて診てもらうのですが、検査をしても特に異常が見つからない。病院や科を変えてもやはり同じく異常が見当たらないという「不定愁訴」を抱える方がほとんどです。
僕も二十代動物園の飼育員の頃担当していたワラビーが朝夜問わず何頭も出産するというタイミングがあり、その時とても調子を崩しました。
あの時の若くてもとにかく辛かった不調は、今思えば自律神経の乱れだったのでしょう。
今回のブログではそんな自律神経の乱れで悩んでいる方へ、ナツメ堂で毎日ように話していることや効果的なツボについてお伝えします。
鍼灸で自律神経が整えられる理由
最初に自律神経をシンプルに説明すると、私たちの内臓や血管、脳の働きを24時間休まずに自動的にコントロールしてくれる神経と言えます。この自律神経は交感神経と副交感神経に分けることができ、簡単にいうと交感神経は主にからだを活発に動かす時(仕事モード)、副交感神経は主にからだを休める時(リラックスモード)に働きます。
これらが絶妙にお互いバランスを保っていると健康な状態と言えますが、ストレスなどが原因でこのバランスが崩れることで起こる様々な症状を「自律神経失調症」といいます。
鍼灸をはじめ東洋医学では「気・血・水」の3つの要素がバランス良く体内を巡ることで、健康が維持されると考えています。
自律神経失調症の方は特に「気血」に異常があるために、心身に不調が生じている状態と考えるので、この「気血」の状態を整える鍼灸治療を行うことで、からだの不調を改善する効果が期待できます。
特にナツメ堂では自律神経の治療は得意としているため、ストレスによる気血がうっ滞した状態である場所(肩背部に多い)を見極め、鍼やお灸を使って交感神経と副交感神経のバランスを調整して改善していきます。
★ナツメ堂でよく使用する自律神経失調症に効果的なツボ
・鬱々とした気持ちの改善:太衝、肝兪、合谷など
・リラックスする:神門、心兪、内関など。
・胃腸の調子を良くする:足三里、脾兪など。
・睡眠を良くする:百会、失眠など。
自律神経は全身の機能を調整している神経なので、その働きに異常が生じると、からだ全体にさまざまな症状が起こり、複数の症状が同時に現れたりする特徴があります。
その原因の多くがストレス(人間関係で悩む職場や子育て中のママさんが多い、プレッシャーの多い環境に身を置く方)、生活習慣の乱れ(夜勤がある職業の方や大事な試験前の方に多い)、ホルモンの変動(毎月の生理周期や、産前・産後、更年期など)など。
このように自律神経失調症はこのような特性から、周りからの理解が得られにくかったり、本人も「気のせい」と思い込み適切な治療が遅れてしまったりするケースがあります。
ナツメ堂としては全て自律神経系の症状と捉えず、精神症状が強いお客様には、心療内科等の専門医に行くことを勧める場合もあります。
ぜひお困りの方は今回のブログを参考にしてみてください。
ナツメ堂久保
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