【季節の変わり目は要注意!東洋医学の美肌ケアで乾燥肌にうるおいを】
当院が美容鍼灸を導入するようになってまもなく10年。
これまでシミシワからたるみ、アトピー性皮膚炎まで様々な肌トラブルの施術をきました。
それでもやはり最も多い悩みは、秋から冬にかけて肌荒れ、乾燥肌でしょうか。
思春期に入ったうちの中学生長女も、そう言えばいつも鏡の前でいそいそと肌チェック。
東洋医学に携わるものとしてこうしたらもっと良いのにと言っても、なかなか親の言うことは聴いてはくれません。
今回はいろんな思いを込めて、肌トラブルでお困りの方に役立つ内容をお伝えします!
・東洋医学的で考える肌トラブルの原因とは
皮膚は身体の中で外界からのもっとも刺激を受けやすい部位です。
その刺激に対して身体を守っているのは、東洋医学で考える「気」の働きによるものです。
また「血」「水」の栄養作用により皮膚が潤い乾燥を防ぎます。
現代社会において心身に過度なストレスがかかると、気、血を消耗します。
すると、肌のバリア機能が低下し、かゆみなどの炎症や乾燥が進みやすくなります。
ですから気や血が十分に満たされ、巡りが良くなることで、ターンオーバー(約28日周期で肌の再産生)が正常に行われ肌がきれいに保たれるのです。
・肌トラブルの影響は免疫力やストレスに関係する⁉︎
東洋医学では肌荒れや乾燥が進んでいる時は、五臓の「肺」が機能低下していると考えます。
「肺」の機能低下は、バリア機能を低下させ、それに伴い感染症などにもかかりやすく免疫力が低下していきます。
「肺」の機能を高めるできる食材(れんこん、はちみつ、山芋、牡蠣など)を積極的に取り入れていくは大切です。
また様々なストレスが肌荒れとして表面にあらわれる場合も多いです。
過度なストレスがかかり交感神経が働くことで、呼吸が浅くなったり体が冷えることで肌トラブルを増悪させてしまいます。
敏感体質の人は、心身がリラックスできているかどうかが肌トラブル改善のポイントになります。
・東洋医学的に考える肌トラブル3タイプとおすすめのツボ
1、血虚タイプ:カサカサしたタイプ
血不足によってうるおいが足りずカサカサして粉をふく感じ、角質層もパラパラ落ち肌に潤いがなく突っ張り感があります。
お顔はカサつきや小ジワが目立ち、顔色も淡く、髪の毛のハリや量が物足りない感じになります。
パソコン作業などによる目や頭をの使いすぎると悪化するので要注意です!
おすすめのツボは「三陰交、陰陵泉」
2、陰虚タイプ:パサパサタイプ
水不足によって全身の乾燥が進み、一見肌荒れのようには見えなくても、触るとガサガサで潤いがなくパサパサした感触があります。
顔の血色は暗め、肌は黒っぽい色をしていて、髪が抜けやすかったりパサつきがあり、便秘などで困る人もいます。
こまめな水分補給や就寝時間を早くするなど、内側からも水分を補うことが大切です。
おすすめのツボは「復溜、太衝」
3、瘀血タイプ:ゴワゴワタイプ
角質が厚く肥厚した肌荒れで、悪化した部分はシミになるタイプです。
身体の上部がのぼせた時や胃腸の状態が良くないと肌がすぐに乾燥します。
甘いものや味の濃いもの、熱いものなどを口にすると体に熱が溜まるので気をつけてください。
おすすめのツボは「血海、膈兪」
これから乾燥が続き肌にとってダメージが起こりやすい季節になります。
ぜひ今回の内容を参考にされ、潤いあるお肌でお過ごしください!
投稿者プロフィール
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恵庭市で鍼灸を通して美と元気を提供する美容専門 ナツメ堂鍼灸院を経営。ハリウッドスタイル上田式美容鍼®︎を取り入れてから、女性起業家や美と健康を追及していく女性を中心に地元を越え札幌からもお客様が来院。最近はコミュニティに力を入れ近隣の起業家たちを巻き込んだイベントを開催しています。
(財)日本美容鍼灸マッサージ協会認定美容鍼灸師
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